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死亡保険の選び方「定期保険」のメリット・デメリット

万が一自分自身が死亡したときのために準備する「死亡保険」には、貯蓄性のある「終身保険」や「養老保険」と掛捨ての「定期保険」があります。

今回は「定期保険」のメリットとデメリットを研究してみたいと思います。

【目 次】
  1. 「死亡保険」の役割と種類
  2. 定期保険のしくみ
  3. 定期保険のメリット
  4. 健康な人には割引がある(リスク細分化)
  5. 定期保険のデメリット
  6. ライフスタイル別の定期保険活用法
  7. まとめ

1.「死亡保険」の役割と種類

あなたが保険に加入する目的はなんでしょうか?入院したときの医療保障を準備しておきたいから?

自分に万が一のことがあった場合に残された家族の生活費確保のためでしょうか?

「死亡保険」とは、ずばり被保険者が死んだときに遺族がもらえる保険です。

必要な保障金額は、被保険者の家族構成や生活状況によって異なります。

子どもがいる家庭では、生活費に加えて子どもの教育費も確保しなくてはなりません。

子ども一人あたりの教育費は1000万円以上(幼稚園から大学まで全て公立校に通った場合の学費が約1000万円)ですので、残された家族の人数分の生活費や子どもの教育費などを考えると1000万円以上の高額な死亡保障が必要であることがわかります。

必要な保障額を保険で準備しようとした場合

①貯蓄性のある「終身保険」や「養老保険」
②掛捨ての「定期保険」

の2種類があります。

まず、①の「終身保険」を例にしてみます。

アクサダイレクト 終身保険

  • 契約時30歳 男性
  • 60歳払込満了 一生涯保障
  • 死亡保険金額3000万円
  • 月払保険料 56,910円

解約返戻金について

上記例の場合の保険料払込満了時の解約返戻金は、23,109,000円 (返戻率112.7%)となり、払込満了後に解約すればとても高利回りの貯蓄商品と言えます。

ただし、払込満了前に解約してしまうと図のように払込保険料を下回ります。特に契約後短期間で解約した場合、解約返戻金は全くないか、あってもわずかなものとなります。

このように、終身保険は加入から一生涯一定の保障額を準備することができ、途中で解約した場合に返戻金がある程度あるので老後の生活費準備となることもできます。

ただし、その分保険料が高額になってしまうことや、解約した場合は以降の保障がなくなってしまうことがデメリットであると言えます。

また、終身保険の貯蓄性は契約から払込満了時までの期間が長ければ長いほど効果が期待できる商品です。

反対に期間が短い、高齢になってからの契約では払込保険料以上の解約返戻金が戻ってこないことがありますので注意が必要です。

②の「定期保険」を例にしてみます。

アクサダイレクト 定期保険

  • 契約時30歳 男性
  • 保険期間 60歳まで
  • 死亡保険金額3000万円
  • 月払保険料 6,600円

保険期間は10年だけではなく、ライフプランに合わせて年数を選択することや自動更新することができます。

定期保険は、終身保険に比べて途中解約の返戻金がほとんどないので、保険料を抑えることができます。「貯蓄は貯蓄、保険はあくまで保険」と考える方に適しています。

ところで、結婚して子どもがいる家庭の場合、子どもが成人するまでは高い死亡保障が必要ですが、以降夫婦ふたりで生活するようになると必要な保障額は低くなりますね。

この間を手厚く、しかも安い保険料で準備することができるのが「定期保険」の強みとなります。

2.定期保険のしくみ

先ほど「定期保険」は掛捨ての保険であると説明しましたが、厳密には途中解約した場合多少の解約返戻金が生じることがあります。

保険料は、加入時の年齢から満了時までの死亡率を平均して算出されます。年齢が若いほど死亡率が低くなり保険料が安く、年齢が上がるにつれ死亡率が高くなり保険料も高くなることはご存知かと思います。

ですので、定期保険のように期間が決まっている保険では、年齢の若い前半に年齢が上がる後半の分のリスクを一部の保険料で積み立てています。これを「責任準備金」といいます。

つまり、保険期間の途中で解約するとそれ以降のために積み立てていた責任準備金の必要がなくなるので、解約返戻金として支払われることになります。

子どもがいる場合、子どもの教育費がかかる一定の時期に高額な死亡保障を必要とします。

「定期保険」では、高額な死亡保障が必要な期間をカバーする定期保険や、10年もの、20年もの、または被保険者が50歳まで、60歳まで、最近では1年ずつ更新ができるものも販売されており、それぞれのライフプランに合わせた設計ができます。

3.定期保険のメリット

「定期保険」の最大のメリットは、同じ「死亡保険」である貯蓄性の「終身保険」や「養老保険」に比べて、圧倒的に保険料が安いことです。

無理のない保険料であれば、継続して支払い続けることができます。また、保険料が安いことでより高額な死亡保障を得ることもできます。

また、家族構成や子どもの年齢に合わせた設計ができることや途中の見直しも比較的簡単に行えることもメリットと言えます。

アクサダイレクト 定期保険

  • 契約時30歳 男性
  • 保険期間 40歳まで
  • 死亡保険金額3000万円
  • 月払保険料 3,220円
40歳でまた新たに10年ものの定期保険に加入した場合
  • 契約時歳40歳 男性
  • 保険期間 50歳まで
  • 死亡保険金額3000万円
  • 月払保険料 6,640円

月払保険料はおおよそ2倍となっていますが、被保険者の年齢が上がるほど、それ以降必要な保障額は減ってきます。

子どもがいる家庭の場合は必要な教育費も減っていくので、死亡保障額を減額するなど、定期的に見直していくのが賢い方法だと思います。

近年販売されている「収入保障保険」は必要保障額がだんだん減っていくことに着目し、階段状に死亡保障額を減額していく「定期保険」で、多くの人のニーズに合った商品です。

その時々の必要保障額に合わせることで、従来の四角型の「定期保険」よりも割安な保険料で保険に加入することができます。

4.健康な人には割引がある(リスク細分化)

同じ年齢でも、健康状態が良好な人とそうではない人とでは、将来保険金を支払われる可能性が異なってきます。そういったリスクが少ない人に、保険料が割り引きで加入できる定期保険があります。

具体的な割引としては

  • 非喫煙者割引…被保険者がタバコを吸わない場合に適用されます。
  • 健康優良体割引…被保険者が保険会社の健康優良基準をクリアした場合に適用されます。基準は血糖値やBMI数値など保険会社によって異なります。
  • 優良運転割引…ゴールドの免許証をもっているか、無免許の場合に適用されます。

ただし、このような割引のある保険商品に、健康に不安のある人が加入する場合、割引のない商品と比べて、保険料が高くなることがあります。

リスクの低い人には割安な保険料で、逆にリスクの高い人には割高な保険料で同じ保障に加入することで、平等性を保つためです。

もしも、あなたが上記割引の適用対象外であると思われるならば、割引のない通常の保険に加入することをおすすめします。

【CHECK】相談の結果、納得いかなければ加入の必要はありません。

5.定期保険のデメリット

保険料が割安で、さらに割引がある商品もあり、ライフプランに合わせてプランニングしやすい定期保険ですが、デメリットもあります。

それは、見直し時点の被保険者の健康状態によっては、同条件で加入しなおすことができないかもしれないことです。

加入時は健康状態が良好であっても、10年20年後の定期保険の満了時に、健康状態に不安があれば、同年齢の健康状態が良好な人に比べて保険料が割高になったり、保障金額を減額されたり、または加入できないことがあるかもしれません。

その心配を回避する策としては、「自動更新のある定期保険」を選択することです。

通常の定期保険はその満期日をもって保険が消滅しますが、自動更新は満期日から契約期間の定期保険を継続して加入することができます(10年更新ならその後10年)。

また、その際には、その時点の健康状態には関係なく自動的に保険を継続することができるのです。

ただし、更新する際にはその時点の年齢の保険料となり、保険料が上がるので注意してください。

もうひとつ「定期保険」のデメリットとしては、保障できる年齢に制限があることです。長くても80歳までの保障としている会社が多く、一生涯をカバーしてくれる保険ではありません。

また、高齢になると保険料が高くなることから、高額な保険料を掛け捨てにしてしまうということも考えなくてはなりません。

6.ライフスタイル別の定期保険活用法

①独身の場合

万が一の時の死亡保障として「お葬式代程度を準備しておけば大丈夫」というお話をよく聞きます。

でも、ぜひプラスして考えていただきたいのはご両親の老後の生活費についてです。

もし今あなたに万が一のことがあったら、ご両親の老後の生活を補助してあげることができません。

ただし、これらの死亡保障を全部終身保険で準備するとなると、保険料が高額となり生活に支障が出るでしょう。

そこでおすすめは、終身保険と定期保険の組み合わせです。

将来的に結婚して必要になる死亡保障が高くなることを考えると、定期保険の保険期間は短いタイプを選びましょう。

②結婚して子どもがいる場合

こちらも上記の図のような形がおすすめです。ただし、万が一の場合に遺族が必要とする生活費と子どもの教育費などが、独身の場合に加わりますので、定期保険の組み換え、もしくは追加契約するのがよいでしょう。

子どもが大学を卒業するまでの期間に、より高い死亡保障を得られるように設計します。

③子どもが成人して夫婦ふたりの場合

この時期になってから終身保険に加入することはおすすめできません。定期保険で更新しつつ必要な死亡保障を準備します。

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7.まとめ

「定期保険」は割安な保険料で高額な保障を準備することができるので、子どもが成人するまでの一時的な死亡保障を準備するため、保険料の負担を減らすためなどの目的には適した商品だと思います。

あなたのライフプランのどの時期にこの「定期保険」が適しているのか?自分で計画をたてることは難しいので、保険のプロに相談してみるのがよいと思います。

それには「保険のビュッフェ」や「LIFULL保険相談」、「みんなの生命保険アドバイザー」などがおすすめです。きっとあなたにとってベストな定期保険をチョイスしてくれると思います。

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