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いつから入るのが正解!?大切な子供の学資保険について

【目 次】
  1. 子供の教育資金、ピンとこない…という方に
  2. 学資保険、選び方のポイントは?
  3. もう少ししてから…後になって大後悔!!
  4. さいごに

1.子供の教育資金、ピンとこない…という方に

いくらくらいが目安なの?

あなたは、「子供の教育資金」と言われて、何を思い浮かべますか?まっさきに思いつくのが、「大学に進学するための費用」ではないでしょうか。

ずっと先のことですが、金額も大きく、パパッと用意できないというイメージがありますよね。では、そんなパパッと用意できないと思われている金額を、少しだけ見てみましょう。

大学入学時の初年度学生納付金

(単位:円)

入学料 授業料 施設設備費 実験実習料 その他 総計
私立文科系 246,749 742,478 160,019 10,430 64,286 約122.4万円
私立理科系 265,595 1,043,212 187,236 67,397 68,462 約163.2万円
国立 282,000 535,800 約81.8万円
私立短大 246,988 696,332 175,588 44,909 99,111 約126.3万円

参照:文部科学省「私立大学等の平成25年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」
文部科学省「平成22年度国立大学の授業料、入学料及び検定料の調査結果について」

入学料については、およそ25~28万円のようですが、授業料になると、私立理系が100万円を超えるなど、開きが出てきますね。

笑えない小噺①

ここで、「あら、国立なら入学料と授業料の81万円くらいなのね。それなら何とかなるじゃない!」と思った方、4月の中ごろに、お子様からこんな相談をされるかもしれません。

「○○先生の講義受けるのに、何だかテキスト買わなきゃいけないみたい。3,000円くらいするんだって。」

「えっ!?この間教科書買ったんじゃなかったっけ?」

「うん。その他にそれを買わないと講義受けられないって言われたの。」

そうなんです。私も学生の時、びっくりしたのですが、大学の先生にもなると著書があったりして、それを買わないと講義を受けさせない、と明言されることがあるのです。

講義で使わない場合もありましたが、単位が貰えないかもしれないという話を先輩から聞いたので、慌てて購入しました。

私は国立の教育学部でしたが、私立の有名大学ともなれば、著書ありの教授がいっぱいいるでしょうから、予定外の出費も相当だろうな、と青くなったのを覚えています。

笑えない小噺②

そしてもう一つ。ここでは便宜上「国立大学」、と呼んでいますが、実は今、日本には国立の大学が無いことをご存じでしょうか。

平成16年4月より、全ての国立大学が国立大学法人に移行しました。法人に移行するにあたり、いくつか指針が打ち出されましたが、その中の一つに、「採算が合うような運営をしましょう」というものがありました。

この指針により、大学が授業料を上下させていい、というルールが生まれたのです。

現在は平成15年度の授業料を基準とし、上げ幅はその基準の10%以内、と上限が定められていますので、私立並み、とはなりません。

しかし、今後少子化により学生の数が減り、採算が取れず、大学が存続できないような状態に陥れば、この上限10%のルールが緩和されるかもしれません。

逆に、マグロの養殖に成功して一躍有名になった某大学のように、学内での研究が評価されスポンサー企業がつくようなベンチャーの可能性を持った大学では、運営が楽になるので、授業料は抑えられる時代になるかもしれません。

あくまで可能性の一つですが、頭の片隅にとどめておくと、計画を立てる際のヒントになるかもしれませんね。

また、一人暮らしをするなど、自宅外通学を始めるための費用は、平均48.3万円と言われています。

参照:日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果(国の教育ローン利用勤務者世帯)」平成25年度

親御さんに仕送りをねだる学生は減少傾向にあり、その金額もぐっと少なくなっているようですが、参考までに。

仕送り額 年間平均92.1万円(月々7.6万円)

参照:日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果(国の教育ローン利用勤務者世帯)」平成25年度

いつ、いくら必要かを把握しましょう!

子どもの誕生から、四年制大学卒業(22歳)までを見てみましょう。

未来君の半生記

▲画像をクリックすると拡大します。

上の<未来君の半生記>の図において、★の大きさが支出の大きさを表しています。成長するにつれ、大きな★がつくようになることが分ります。

未来君のご両親は、私立に行くとは予想していなかったようですね。野球に一生懸命打ち込んでいた未来君は夏の甲子園に2回も出場したようです。

頑張りました。しかし、甲子園常連の有名私立高校ともなれば、その遠征費用は膨大です。関西までの旅費は自分の子どもの分だけではありません。

応援席を埋める応援団やブラスバンド部の旅費も、保護者の負担となります。そして3回戦まで勝ち抜いたということは、10日近くの滞在費も必要だったようですね。

大学は国立に進学。ご両親はちゃんと入学金など必要な費用を準備していてくれたようです。未来君もアルバイトを始め、自立の一歩を踏み出しました。

ところが3年生の夏休み、インターンシップに参加することとなり、アルバイトが出来なくなってしまいました。

インターンシップ。耳慣れない方も多いかもしれませんが、わかりやすく言うと、「会社にお試しで入社してみる制度」のことです。

3日ほどの短期のものもありますし、2週間近くにわたって学生を受け入れる企業もあります。

インターンシップでお試し入社したからと言って必ず内定がもらえるとか、制度を利用しなかった学生は採用しないとか、そうした決まりはありませんが、学生にとっては、自分と会社の相性をみたり、業種への適性があるかを見極めたりできるので、メリットが大きいと言えます。

また、企業側から見ても、適性のある学生が社員となって長く会社に貢献してくれるという利点があります。

未来君もこの制度を夏休みいっぱい利用して、進路を決めることが出来たようです。ご両親も、一時仕送りが増えて驚いたようですが、未来君を社会人として自立させることができ、ほっとしたようです。

では、具体的に、各タイミングでいくらくらいかかるのか、見てみましょう。

幼稚園の教育費用(年間)
公立 私立
230,100円 487,427円
小・中・高校の教育費用(年間)
小学校 中学校 高校
公立 私立 公立 私立 公立 私立
305,807円 1,422,357円 450,340円 1,295,156円 386,439円 966,816円

参照:文部科学省「子どもの学習費調査」(平成24年)

上記には給食費や家庭での教育費(塾や家庭教師など)も含まれています。幼稚園では、私立は公立の2倍かかります。

小・中・高校では、公立が年間50万円以下なのに対し、私立は100万円以上かかるケースが多いようです。

あくまで、年間かかる金額です。3年間ならこの3倍だということをお忘れなく。

2.学資保険、選び方のポイントは?

一度は耳にしたことがある「返戻率」

せっかくお金を積むのであれば、普通に貯金するより受取るお金が多い方がいいですよね。ここでは、返戻率について、実際の商品を見ながら比較してみましょう。

例として、大学入学時(17歳または18歳)に大きなお金が受け取れるように設定して試算しています。

<契約者>男性(30歳)<被保険者>男児(0歳)(平成28年2月現在)
アフラック 夢見るこどもの学資保険
15歳40万円、18歳80万円、19歳40万円、20歳40万円、21歳40万円の計5回。18歳満期まで保険料を支払うプラン。満期は17歳も選べます。
月額保険料:10,552円 合計受取額:240万円
総払込額:2,279,232円 返戻率:105.2%
かんぽ生命 はじめのかんぽ
18歳満期時200万円の計1回。
一時金なし。
18歳満期まで保険料を払い込むプラン。満期は17歳、21歳も選べます。
月額保険料:8,920円 合計受取額:200万円+配当金
総払込額:193万円 返戻率:103.8%
ソニー生命 学資保険スクエア
17歳満期時200万円の計1回。
一時金なし。
17歳満期まで保険料を払い込むプラン。10歳時で払い込みが終わるプランもあります。
月額保険料:9,220円 合計受取額:200万円
総払込額:1,880,880円 返戻率:106.3%
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 こども保険
6歳10万円、12歳20万円、15歳30万円、18歳40万円、20歳50万円、22歳50万円の計6回。
22歳満期時まで保険料を払い込むプラン。
満期は15歳、18歳も選べます。
月額保険料:10,671円 合計受取額:200万円+配当金
総払込額:2,817,144円 返戻率:71.0%
太陽生命 わくわくポッケ
15歳50万円、18歳100万円、20歳100万円の計3回。
15歳時に払い込みが終わるタイプ。
月額保険料:13,451円 合計受取額:250万円+配当金
総払込額:2,421,180円 返戻率:103.3%
富国生命 みらいのつばさジャンプ型
18歳100万円、22歳100万円の計2回。
22歳満期時まで保険料を払い込むプラン。
月額保険料:8,897円 合計受取額:200万円
総払込額:1,814,988円 返戻率:110.1%
明治安田生命 つみたて学資
18歳50万円、19歳50万円、20歳50万円、21歳50万円の計4回。
15歳時に払い込みが終わるタイプ。
月額保険料:9,867円 合計受取額:200万円
総払込額:1,776,060円 返戻率:112.6%
JA共済 こども共済学資金型すてっぷ
18歳40万円、19歳40万円、20歳40万円、21歳40万円、22歳40万円の計5回。
22歳満期時まで保険料を払い込むプラン。
月額保険料:8,512円 合計受取額:200万円+割り戻し金
総払込額:1,838,592円 返戻率:108.7%

今回は返戻率と保険料の安さに重点の置いたので、貯蓄型のプランで保険料を計算しています。

実際は、子供のケガや病気にかかる医療費に備えて医療保障の特約を付けたり(返戻率が大幅に下がってしまうのであまりお勧めはできませんが…)、家族保険で給付金が受けられるようにバランスをとって保険を組み立てる方が多いです。

掛金が安い共済に別口で加入する、という手段も有効ですね。

現在、ご自身やご家族が加入している保険も含めて、お子様に過不足なく保障を付けてあげることが大切です。
→無料相談窓口はこちら

一時金や祝い金、もらうと得?損?

一般に、一時金を受け取るタイプは返戻率が下がると言われています。私自身、息子の学資保険を検討する際、某保険会社の方からそのような説明を受けました。

一時金をもらわない場合の受取イメージ


▲画像をクリックすると拡大します。

一時金をもらう場合の受取イメージ


▲画像をクリックすると拡大します。

ですが、先の商品別で比較した通り、一時金を受け取るタイプと、満期まで貰わないタイプ、返戻率にそれほど大きな差は感じません。

一時金を受け取ると返戻率が下がる、というのは、あくまで同一の会社内でプランを比較した際の話のようです。

実際、私は返戻率が下がると分かっていても、実用性を考えて一時金が出るプランを選びました。

満期はいつがいいの?

当然ですが、一番必要な時に一番もらえることが重要です。

もし、大学の入学時に一番お金がかかると考えれば、18歳、17歳が満期になるように(一番大きなお金が受け取れる時期になるように)設定する必要があります。

▲画像をクリックすると拡大します。

大学在学中の保障が必要だと考えれば、18歳を過ぎてから一時金や満期金を受取れるように設定する方がいいですね。

▲画像をクリックすると拡大します。

笑えない小噺③

もう一つ。なぜか大学卒業時期である22歳に満期金が受け取れるタイプがありますね。ここでは同一商品で比較できるよう、ソニー生命の学資保険でみてみましょう。

共通条件<契約者:30歳(男性) 被契約者:0歳>

「Ⅰ型」
基準学資金額:100万円
保険期間:18歳満期
保険料払込期間:18歳まで

払込期間 加入年齢 保険料 返戻率
18歳まで 0歳 7,210円 102.7%
1歳 7,780円 100.8%
10歳まで 0歳 12,380円 107.7%
1歳 14,020円 105.6%

「Ⅱ型」
基準学資金額:100万円
保険期間:18歳満期
保険料払込期間:18歳まで

払込期間 加入年齢 保険料 返戻率
18歳まで 0歳 4,330円 106.9%
1歳 4,680円 104.7%
10歳まで 0歳 7,440円 112.0%
1歳 8,430円 109.8%

「Ⅲ型」
基準学資金額:40万円
保険期間:22歳満期
保険料払込期間:18歳まで

払込期間 加入年齢 保険料 返戻率
18歳まで 0歳 8,392円 110.3%
1歳 9,064円 108.1%
17歳まで 0歳 8,832円 111.0%
1歳 9,572円 108.8%
10歳まで 0歳 14,368円 115.9%
1歳 16,292円 113.6%

この「Ⅲ型」の22歳時にもらえる満期金、無駄だと思いますか?実は、この満期金がちゃんと学費として機能する場合があるんです。

それが、就職氷河期。今の30代後半から40代前半の方は、ご自身で経験したことがあるかもしれません。言わずと知れた、就職難の時代です。

卒業時期になっても就職先が決まらず、もうフリーターになるしかない、という大卒者が大勢いました。

新卒しか採用してもらえない状況の中、就職浪人にならない手段として大学院に進んだ学生にとって、この22歳で受け取った満期金はどれほどありがたかったでしょう。

現在は採用人数と就職希望者の数に当時ほどの差がなくなりました。しかし、経済情勢によってはまた「22歳の満期金」が必要になるかもしれません。

保険の商品にいろいろな形があるのには、ちゃんと理由があるんですね。

払い込みが終わる時期

最近は、18歳満期でも、15歳や12歳に払い込みが完了するプランが登場しています。保険料月額は高めですが、短い期間で払い込みが終わります。

私もこのプランを選びました。契約者である主人が契約時44歳で、満期まで払い込むと定年後も保険料を納めなければなりませんでした。

現役のうちに払い込みが終わるように、ということで、12歳時払い込み完了のプランにしました。

18歳満期時まで保険料を払い込むイメージ

18歳満期・12歳払込済のイメージ


相談したFPさんに、定年後に保険料を支払うにあたっての家計の収支についてアドバイスをいただけなかったら、年金や退職金を切り崩しての学費工面になってしまうところでした。

早期に払い込みが終わると返戻率もよくなるようです。(先のソニー生命の例だと分かりやすいです。)

1社に的を絞って保険料が安くなるようプランを練るのもいいですが、総合保険相談窓口を利用すると、効率よくベストなプランを見つけることができるかもしれませんね。

3.もう少ししてから…後になって大後悔!!

夫婦間でも温度差が

私は学生時代、比較的お金に苦労した経験があります。しかし、夫は同じように苦学生だったけれど、あまり子どもの学資保険には乗り気ではありませんでした。

理由は自動車のローンが2年残っていたからです。主人としては、ローンが終わって余裕が出来てからでもいいのでは?というスタンスだったようです。

同じようにお金で苦労しながら学生時代を過ごし、生まれてくる赤ちゃんにはちゃんと教育資金を用意しよう、というところまでは同じ方向を向いていたのですが…。

早くに検討すべき!その理由

妊娠中だった私は、学資保険の資料を集める中で、今でも懇意にしていただいているFPさんと知り合いました。主人があと2年してから、と考えているようだと何気なく話したところ、こんな説明をいただきました。

「確かに、車を大切にされているご主人ですから、ローンを完済して、早く自分のものにしたい、という気持ちもわかります。

ですが、2年後ですか。そうすると次の車検の時期ですね。年数からお察ししますが、タイヤも交換時期かもしれませんね。

そうすると、この車種では数十万円かかるかもしれません。これは車に限ったことではありません。マンションなどの不動産も含め、お持ちの資産には数年ごとに必ずメンテナンスの経費が必要になります。

次はこれで費用が掛かるから、と学資保険の加入時期を先延ばしにしてしまっては、契約者様の加入年齢が上がってしまい、全体の払込保険料が膨らんでしまう可能性があります。

また、短い期間に保険料を積まなければならなくなりますから、月の払込金額も上がってしまいますよ。」

そういって、いくつかの保険商品で保険料のシミュレーションをしてくれました。

かんぽ生命:18歳満期12歳払込完了、満期金200万円、一時金なし
契約者 被保険者 保険料月額 総払込保険料額 返戻率
44歳 0歳 12,860円 185万円 108.0%
46歳 2歳 15,600円 187万円 106.8%
ソニー生命:17歳満期10歳払込完了、満期金200万円、一時金なし
契約者 被保険者 保険料月額 総払込保険料額 返戻率
44歳 0歳 15,200円 1,824,000円 109.6%
46歳 2歳 19,800円 1,900,800円 105.2%

これをそのまま主人に見せたら、即決です。6月下旬に生まれた長男は、翌7月には学資保険に加入しました。

早く加入すれば、以下の点で明らかな利があります。

  1. 契約者の加入年齢が若いので、払込保険料総額が安くなる。
  2. 長い期間で払い込みが出来るので、保険料月額が安くなる。
  3. 加入時期が早ければ、商品の選択肢が多くなる。

保険料払込免除制度も学資保険の大きな特長です。契約者にもしものことがあった場合、その後の払い込みが免除されるというありがたい制度です。

教育資金は貯金派!という方もいらっしゃいますが、毎月積み立てをしていて、途中親御さんにもしものことがあったとき、計画はそこで頓挫してしまいます。

そういった意味でも、「早い時期に」、「学資保険に加入する」ことが大切になってくるのです。

また、最近では赤ちゃんが生まれる前から加入できる学資保険も多数存在します。

一度加入してしまうと、保障期間中は見直しする機会がほとんどない商品ですので、少し時間的な余裕があるときに総合保険相談窓口を訪ねてみるのもいいですね。

出産後は赤ちゃんのお世話に追われてしまって、じっくり数字を比べる時間を作るのがとても難しいです。はっきり言ってそれどころではない!…と、今度はお母さんの時間的余裕が無くて、上記の3つの利点を逃してしまうかもしれません。

それでも保険料が捻出できないかも…とお困りの方は、金融のプロであるFPに相談してみてはいかがでしょうか?

4.さいごに

あなたの「こんなふうにしたい」、つかめましたか?

大学の秋入学や、一貫校の拡充、センター試験の廃止など、教育の形はどんどん変化しています。

けれどいつの時代も私たち親は、子どもに、大人になって、強く生きて、幸せになってほしいと願っています。

教育はそのために必要なプロセス(過程)であり、学資保険はその一助となるものです。

子どもの選択肢を広げてあげるためにも、ちょっとだけ、学資保険と向き合ってみませんか?

→無料の相談窓口はこちら

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