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間違いだらけの生命保険 > 学資保険各社徹底検証 > みらいへはばたくこどもの保険ニッセイ「げ・ん・き」

みらいへはばたくこどもの保険ニッセイ「げ・ん・き」

こどもに保険をかけるということに、違和感を感じる人がいらっしゃるかもしれません。

しかし、こどもの保険の代表である学資保険は、こどもに保険をかけるというより、こどもためにかける保険と言えます。

今回はニッセイのこどものための保険「げ・ん・き」を通して、こどものための保険である学資保険を調べてみました。

【目 次】
  1. こどもの保険に加入する目的ってなに?
  2. ニッセイこどもの保険「げ・ん・き」
  3. 貯蓄性商品としての「げ・ん・き」
  4. 「げ・ん・き」に加入するデメリット
  5. 「げ・ん・き」に加入するメリット
  6. まとめ

1.こどもの保険に加入する目的ってなに?

学資保険の被保険者はこどもです。

生命保険の契約では、被保険者はその保険の支払いの対象となる人なので、この点でどうしても「こどもに保険をかける」というイメージをもってしまうかもしれません。

でも、学資保険に関しては「被保険者の年齢に応じて学資金を受け取れる」と言う意味での被保険者と考えられています。

※学資金とは・・・
保険会社によって「学資金」または「こども祝い金」など名称は異なりますが、保険料払込終了まで毎月もしくは毎年保険料を積み立てて、契約した子どもの年齢に応じて分割もしくは一括で受け取ることができる資金のことです。
 進学時の年齢に合わせて契約しておくことで、入学初年度にかかる教育費の一部を計画的に準備することができます。

一般的な生命保険と学資保険の契約形態のちがい
契約者 被保険者 受取人
一般的な生命保険 本人 本人(家族の場合もあり) 契約者
学資保険 本人(親) こども 契約者(親)

もちろん、被保険者(こども)が亡くなってしまった場合には、死亡保険金(もしくは既払保険料相当額)が支払われることになります。

この場合、本来の目的であるこどもの教育費が必要なくなりますので、この保険契約は消滅することになります。

また、契約期間中に契約者(主には扶養者)が死亡した場合には、前述の学資金に加えて、契約時に定められた「育英年金」を満期までの間毎年受け取ることができ、かつそれ以後の保険料の支払いが免除されます。(ただし、育英年金の仕組みがない商品もあります。)

※育英年金とは・・・契約者である親が死亡した時以降、契約した「育英年金」を毎年受け取ることができ、生活費の補助となるものです。

また、被保険者をこどもにすることによって、入院給付特約などの医療特約を付加することができ、こどもの医療保険を同時に準備することができます。

以上のように、こどもの保険である「学資保険」に加入する目的としては

①必要な教育資金の準備
②扶養者に万が一のことがあった時以後の生活費の補助
③こどもがケガや病気で入院した時の保障

があげられます。

2.ニッセイこどもの保険「げ・ん・き」

基本プラン
被保険者加入年齢範囲 契約者加入年齢範囲
0歳~2歳 男性:18歳~65歳
女性:16歳~65歳

契約者の加入年齢条件としては、男女ともに65歳までとなっているので、祖父母も契約者になることができます。

ただし、被保険者の加入年齢については、はじめのお祝い金(6歳)までの期間が積み立てには必要なので、0歳から2歳までと決まっているので注意が必要です。

「げ・ん・き」のしくみを図にしてみます。

例えば、

  • 被保険者0歳 契約者30歳男性 満期18歳
  • 基準保険金150万円 契約者保障保険料払込免除特約付加
  • こども総合医療特約保険を組み合わせない場合
  • 月払い保険料10,587円

お祝金を進学時に受け取ることができます。

進学時には基準保険金の10%、保険期間満了時には100%を受け取ることができます。

ただし、「お祝金」は満期まで自動的に据え置かれ、自由に引き出すことができます。申し出がなければ満期まで所定の利率により計算された利息が付きます。

契約者が亡くなった場合に育英年金を受け取ることができます。

基準保険金の40%を契約期間中毎年受け取ることができます。

育英年金を受け取っている場合でもお祝金を受け取ることができます。また、以降の保険料の支払いは不要です。

契約者が働くことが困難になった場合の特約

契約中に、契約者が所定の3大疾病、所定の身体障害状態、所定の要介護状態のいずれかになった場合には、それ以後の保険料の支払いは免除されます。

また、その際にも「お祝金」等の保障内容はそのまま継続されるので安心です(契約者保障保険料払込免除特約)。

オプションとしてつけることができるこどもの医療特約

学資保険には、こどもの医療保障(こども総合医療特約)を付加することができます。

  • ケガや病気などで1泊2日以上の入院をした場合の(1日目からの)入院給付金
  • 外来または日帰り入院中に、公的医療保険制度の対象となる手術を受けた場合の手術給付金。

3.貯蓄性商品としての「げ・ん・き」

学資保険は、被保険者と契約者の年齢によって保険料が設定されていますので、お祝金の総額が変わらないのであれば、年齢が若い方の方が有利に加入できると言えます。

例えば、

  • 被保険者0歳 契約者30歳男性 満期18歳
  • 基準保険金150万円 契約者保障保険料払込免除特約付加
  • こども総合医療特約保険を組み合わせない場合
  • 月払い保険料10,587円

お祝金総額は15万15万15万150万195万円
満期までの累計保険料10,587円×12か月×18年=2,286,792円
返戻率は、約85%となります。(据え置いた場合の利息を含まず)

同様のプランで、契約者25歳では月払保険料が10,338円となります。

お祝金総額は、契約者30歳と同様に195万円
満期までの累計保険料10,338円×12か月×18年=2,233,008円
返戻率は、約87%となります。(据え置いた場合の利息を含まず)

つまり、契約可能年齢が祖父母の年齢までokだとしても、契約者はあくまで親がよいと思います。

さらに貯蓄性を高めるためには

保険料を払い込む期間が短ければ短いほど、満期までの運用時間がかせげるので返戻率は上がります。月払いよりも年払い、前納するなどで返戻率を上げることができます。

4.「げ・ん・き」に加入するデメリット

先にご説明したように、払込期間を短くしたとしても、この商品では返戻率を100%以上にすることは難しいです。

なぜなら、「げ・ん・き」は、①学資金の準備②契約者の死亡保障③こどもの医療補償の3つを含んだ商品であり、このうち②と③は保険なので保険料の中に掛け捨ての部分が出てしまいます。

貯蓄性を重視した学資保険に加入したいのであれば、②と③がない①学資金のみの学資保険に加入する方がよいです。

例えば、

ニッセイ「学資保険」
  • 契約者30歳 男性 被保険者 0歳 18歳満期 18歳までの払込
  • 基準学資金 100万円 受取総額300万円 返戻率110.0%(18歳まで子ども祝金の受取なしの場合)
ソニー生命 学資保険Ⅲ型
  • 契約者30歳 男性 被保険者 0歳 22年満期 10歳までの払込
  • 基準学資金40万円 受取総額200万円 返戻率115.9%

5.「げ・ん・き」に加入するメリット

貯蓄性重視というよりも、「こどものケガや病気にも備え、学資金を計画的に貯めたい」という方には、「げ・ん・き」がおすすめです。

ニッセイの「ずっともっとサービス」の中に、学資保険加入者に「育児相談ほっとライン」というサービスがあります。

これは、24時間こどもの健康や育児について専門家に相談できるもので、最寄の夜間診療の小児科を教えてくれたり、離乳食や育児の悩みなどを相談することができます。

特にはじめての子育てに悩んでいるお母さんの助けになってくれそうです。

保険に加入しているだけではなく、その会社に入っていることで他にも役立つサービスを受けられる保険会社を選びましょう。

6.まとめ

今回はニッセイのこども保険「げ・ん・き」を例に、学資保険について説明いたしましたが、いかがでしたでしょうか?

でも学資保険はまだまだ奥が深く、「お祝金」を受け取る際には雑所得扱いになり、満期金を受け取る際には一時所得扱いになるなど、知っておいた方が得なことがまだまだあります。

これらを自分で調べるのも大変なので、保険のプロである「保険のビュッフェ」や「LIFULL保険相談」、「みんなの生命保険アドバイザー」などFPの方に相談してみてはいかがでしょうか?

きっとあなたにとってベストな学資保険を教えてくれると思いますよ。

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