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間違いだらけの生命保険 > 医療保険の選び方 > もう保険料を無駄にしたくない人へ【貯蓄型医療保険】

もう保険料を無駄にしたくない人へ【貯蓄型医療保険】

【目 次】
  1. 貯蓄型医療保険とは?
  2. 貯蓄型医療保険商品を選ぶときのチェックポイント
  3. 東京海上日動あんしん生命【メディカルKit R】
  4. メットライフ生命【リターンズ】
  5. 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命【女性のための入院保険 フェミニーヌ】
  6. 貯蓄型医療保険に加入する前に


病気やケガによる入院・手術に備えて加入しておきたい医療保険。

最近では、保険料がリーズナブルで掛け捨てのシンプルな医療保険が主流で人気です。しかし、掛け捨ては払い込んだ保険料が返ってくることはありません。

つまり、入院や手術によって保険金を受け取ることがなければ、ただ保険を持っているだけ。

そのため、いくら保険料が安くても、やはり「もったいない」と感じ、なかなか医療保険の必要性を感じない人も多いでしょう。そんな方におすすめしたいのが、「貯蓄型医療保険」です。

今回は、貯蓄型医療保険の概要と商品、損をしない貯蓄型医療保険の検討方法についてご紹介します。

1.貯蓄型医療保険とは?

貯蓄型医療保険とは、その名の通り「貯蓄ができる医療保険」です。

現在主流の医療保険の多くは掛け捨てといって、一度払い込んだ保険料は保険金の受取有無にかかわらず戻ってくることはありませんが、その分保険料は格安であるのがメリットです。

一方、貯蓄型医療保険は、医療保障を維持しながら、一定の年齢まで生存することで、払い込んだ保険料が健康還付金として給付(※1)される保険です。

お金を受け取ることができる分保険料は高いものの、掛け捨てによる損を防ぐことができ、医療保障を維持しながら(※2)確実に積立できるのがメリットです。

(※1)保険期間中に保険金の支払いがあった場合は、その額を差し引いた額が貯蓄額となります。
(※2)保障がある保険期間は所定の年齢に到達すると終了するものと所定の年齢に到達して健康還付金の給付があった以降も続くものがあります。

「病気やケガに備えたいけど、保険料を無駄にしたくない」と考えるなら、医療保障と将来の貯蓄の両方を得られる貯蓄型医療保険で検討するのがおすすめです。

2.貯蓄型医療保険商品を選ぶときのチェックポイント

貯蓄型医療保険の商品を確認するときのもっとも重要なポイントは、「いついくら還付されるのか」と「支払う保険料はいくらか」という点です。

先述したように、貯蓄型医療保険は掛け捨てではないため、保険料は高めです。

ついつい還付される金額ばかりに目がいってしまいますが、当然ながら毎月確実に保険料を支払わなければいけません。

その保険料が貯蓄性を考慮して妥当かどうか、長期にわたって毎月払い続けることが可能かどうかをきちんと判断してください。

また、医療保険としての保障内容が十分かどうかのチェックも忘れないようにしましょう。

おすすめの貯蓄型医療保険3種

貯蓄型医療保険は、掛け捨ての医療保険のように、販売している保険会社が異なるだけで商品内容はほぼ同じというものはありません。

そのため、貯蓄型医療保険で検討をするなら、各商品の内容、メリット・デメリットをしっかり把握し、本当に自分にとって必要な商品を見つけることが大切です。

ここでは、それぞれ特徴の異なる貯蓄型医療保険3種をご紹介します。

3.東京海上日動あんしん生命【メディカルKit R】

発売14営業日目で累計販売件数が1万5,500件を超え、2013年には日経優秀製品・サービス賞「優秀賞」を受賞するなど、貯蓄型医療保険の中では今もっとも注目されていると言えるのが、あんしん生命の「メディカルKit R」です。


メディカルKit Rの特徴は?

① 所定の年齢に到達すると払い込んだ保険料が全額戻ってくる

払い込んだ保険料がそのまますべて戻ってくるのがメディカルKit Rの大きな特徴であり、多くの人から選ばれている理由です。

そのため、いくらかは損をしてしまうということは一切ありません。保険期間中に入院や手術があって保険金を受け取ったとしても、既払込保険料から保険金額を差し引きした金額を受け取ることができます。

ただし、被保険者本人が還付給付金支払日に生存していることが条件となります。
万一、受け取った保険金額が既払込保険料を超えた場合には還付給付金はありません。

② 保障は一生涯続き、保険料が変わることがない

メディカルKit Rは、終身型の医療保険です。そのため、何歳になっても加入時の保険料のまま、一生涯保障を持ち続けることができます。

所定の年齢で既払込保険料が戻ってくるため、その後に必要な保険料負担を軽減することができます。

③ ニーズに合わせて特約を付加することができる

備えておきたい病気に合わせて自由に特約を付加し、自分オリジナルの医療保険を完成させることができます。

メディカルKit Rの特約一覧

特約名 内容
5疾病就業不能特約 悪性新生物(がん)・急性心筋梗塞・肝硬変・慢性腎不全・
脳卒中の5大疾病によって働くことができなくなった場合に、就業不能金として100万円を受け取ることができる。
特定治療支援特約 がん・心疾患・脳血管疾患・肝硬変・慢性腎不全・糖尿病による治療を受けた場合の保障を手厚くすることができる。
女性疾病保障特約 女性特有の病気とがん・心疾患・脳血管疾患の3大疾病による治療を受けた場合の保障を手厚くすることができる。
先進医療特約 先進医療の技術料と同額の給付金を受け取ることができる。
通算2,000万円を限度。
通院特約 入院前後に発生した通院に対して給付金を受けることができる。入院前日から遡及して60日以内、退院翌日から180日以内で、30日を限度。
3大疾病の場合は、退院後730日まで対象となる。
がん診断特約 がんと診断されたときに診断給付金を受け取ることができる。再発や転移の場合でも給付対象となる。2回目以降は、2年に1回を限度。
悪性新生物初回診断特約 初めて悪性新生物と診断されたときに給付金を受け取ることができる。保険期間で1回のみ。
抗がん剤治療特約 がん治療を目的とした入院・通院において、抗がん剤治療が発生した際に治療給付金を受け取ることができる。支払限度は通算60か月。
がん通院特約 がんによる入院前後に発生した通院に対して給付金を受け取ることができる。
3大疾病入院支払日数
無制限特約
3大疾病に限り、入院日数に制限なく入院給付金を受け取ることができる。
手術給付金の追加払に
関する特約
手術給付金を上乗せすることができる。回数無制限。

最近では短期入院が主流ですが、3大疾病においては長期入院になりがちです。
心配な人は、特約を付加して保障を強化しておきましょう。

メディカルKit Rはいついくら還付給付金を受け取ることができる?

メディカルKit Rは、契約する年齢によって還付給付金を受け取ることができる年齢が異なります。

上記表の通り、早くに契約すればするほど、受け取り時期が早くなります。

なお、所定の年齢に到達した際に受け取ることができる金額は、それまでに払い込んだ保険料全額相当額です。たとえば、30歳時に2,905円/月で契約し、無事70歳に到達したら、2,905円×12か月×40年間=1,394,400円が還付給付金となります。

この契約の場合、1,394,400円が最大の受け取り金額となり、万一途中で入院や手術があって給付金を受け取ったとしたら、1,394,400円-入院・手術給付金額が、最終的に受け取ることができる金額となります。

つまり、健康であればあるだけ損をすることはないということになり、途中で病気になったとしても大きくマイナスになることはないと考えられます。

メディカルKit Rの保険料は?

メディカルKit Rは、0歳~60歳まで加入することができ、コースは3種のプランから選ぶことができます。健康給付金を受け取ることができる年齢は、契約する年代によって下記のように異なりますが、保険料は受取年齢を超えても終身払い続けることになります。

契約年齢 性別 10,000円タイプ 7,000円タイプ 5,000円タイプ
30歳(60歳受取) 6,570円 4,599円 3,285円
5,980円 4,186円 2,990円
30歳(70歳受取) 5,810円 4,067円 2,905円
6,510円 4,557円 3,255円
45歳(70歳受取) 9,990円 6,993円 4,995円
9,340円 6,538円 4,670円
55歳(75歳受取) 13,730円 9,611円 6,865円
12,210円 8,547円 6,105円
60歳(80歳受取) 16,220円 11,354円 8,110円
15,850円 11,095円 7,925円

当然ながら、年齢を重ねれば重ねるほど健康リスクが高まるため、保険料も高額になります。加入を検討するなら早い方が良いでしょう。

メディカルKit Rの保障内容は?

メディカルKit Rの主契約は、入院保障と手術・放射線治療保障から成ります。

10,000円タイプ 7,000円タイプ 5,000円タイプ
入院保障 入院保障日額10,000円×
入院日数
入院保障日額7,000円×
入院日数
入院保障日額5,000円×
入院日数
手術保障 入院中の手術・骨髄等の採取術 10万円 7万円 5万円
外来手術 5万円 3.5万円 2.5万円
放射線治療 10万円 7万円 5万円
メディカルKit Rのメリット&デメリット

メディカルKit Rの最大のメリットは、やはり払い込んだ保険料が全額戻ってくることです。そのため保険料の払い込み期間中に「もったいない」と感じることはありません。

また、健康還付金を受け取って解約をすれば、タダで医療保険に加入できたことになります。一方、デメリットとしては、保険料が割高であることです。

貯蓄型医療保険であるため仕方がない部分ではありますが、一般的な掛け捨ての医療保険に比べるとメディカルKit Rは約2倍もの保険料になります。

また、一定年齢での払済制度がないため、一生涯の保障を受けるためには一生涯保険料を支払い続けなくてはいけません。これは健康還付金を受け取った後も続きます。

なお、保険期間中に死亡した場合の死亡保障はなく、受けられるのはその時点での解約返戻金となり、解約返戻金があるのは健康還付金受取以前のみとなります。

4.メットライフ生命【リターンズ】

貯蓄型医療保険の草分け的存在として知られるのがメットライフ生命のリターンズです。


リターンズの特徴は?

リターンズは、リターンボーナス(生存還付給付金)に加えて健康ボーナスとして5年間ごとに給付金を受け取ることができます。

そのため、加入してから給付金を受け取るまでに長い期間かかることはなく、5年ごとを楽しみに保険を継続することが可能です。リターンズに加入することで受け取ることができる給付金のイメージは以下です。

このように、リターンズでは、払い込んだ保険料が損になることはありません。リターンボーナス受け取り時期までに入院・手術給付金を受け取る機会がなければ、その分リターンボーナス額が多くなります。

また、リターンボーナス受け取り時期以降に、入院や手術が発生した場合には、払い込んだ保険料を超えて入院・手術給付金が支払われることになるため、むしろ得になります。

リターンズはいついくら給付金を受け取ることができる?

リターンズは終身医療保険ですが、保険料払込期間は、60・65・70・75・80・85歳満了のいずれかとなり、リターンボーナス受け取り時期は選択した保険料払込期間満了時とイコールになります。

受け取り額は、払込保険料相当額-健康ボーナス-入院・手術給付金です。30歳で8,000円コースに加入した場合の受け取りイメージを以下で確認してみましょう。

保険料は60歳の満期時まで支払い、60歳に到達すると保険料の支払いを終えると同時にリターンボーナスを受け取ります。以後は、以後は保険料を支払うことなしに今までと同じ保障を維持することができます。


リターンズの保険料は?

リターンズは、満20歳~65歳まで加入することができ、コースは3種のプランから選ぶことができます。保険料の払い込みを終了する時期とリターンボーナスを受け取ることができる時期は、契約する年代によって下記のように異なります。

契約年齢 性別 10,000円タイプ 8,000円タイプ 4,000円タイプ
20歳(60歳払済・受取) 10,840円 8,672円 4,336円
10,920円 8,736円 4,368円
31歳(65歳払済・受取) 14,520円 11,616円 5,808円
15,120円 12,096円 6,048円
41歳(70歳払済・受取) 19,540円 15,632円 7,816円
21,450円 17,160円 8,580円
51歳(75歳払済・受取) 27,280円 21,824円 10,912円
33,160円 26,528円 13,264円
56歳(80歳払済・受取) 25,020円 20,016円 10,008円
30,810円 24,648円 12,324円
61歳(85歳払済・受取) 23,140円 18,512円 9,256円
27,380円 21,904円 10,952

メディカルKit Rと比較すると非常に保険料は高額です。

貯蓄型医療保険の場合は掛け捨てではないため、保険料が高額だとしてもそれがまるまる無駄になることはありませんが、月々の負担と受けられる保障も十分加味する必要があります。

リターンズの保障内容は?

リターンズの保障内容は以下の通りです。

メディカルKit Rと比べると、医療保障の他に死亡保障が付いている点が大きな違いです。
そのためリターンズの保険料が高額ですが、一つの保険商品でまとめて保障を持ちたい方にはおすすめです。


リターンズのメリット&デメリット

リターンズのメリットは、リターンボーナスに加えて、5年ごとの健康ボーナスがあることと、死亡保障があることです。

また、リターンボーナスに関しては、年金支払特約を付加することで、リターンボーナスを原資として年金として受け取ることも可能です。医療保障を持ちながら、現在の貯蓄と将来の貯蓄を検討することができるのが良い点でしょう。

一方、デメリットは、保険料が非常に高額であることです。

健康ボーナスと死亡保障があるため仕方のないことではありますが、月々の負担を考えると継続するのが難しい場合もあります。メリット・デメリットをよく考慮した上で加入を検討しましょう。

5.損保ジャパン日本興亜ひまわり生命【女性のための入院保険 フェミニーヌ】

加入者を女性限定とし、女性に嬉しい保障を備えた貯蓄型医療保険が、ひまわり生命のフェミニーヌです。


フェミニーヌの特徴は?

フェミニーヌは女性のための貯蓄型医療保険で、保険期間は15年の定期であることが大きな特徴です。15年の間に医療保障を持ちつつ、3年ごとに生存給付金を受け取ることができます。

また、女性限定の保険であるため、子宮筋腫や卵巣嚢腫、子宮がんなどの女性特有の病気には保障が手厚くなっています。

さらには三大疾病に対しても重点的に保障されるため、これらの発生リスクが高まる30~40代期に加入しておくことで、しっかりと備えることができます。

フェミニーヌはいついくら給付金を受け取ることができる?

3年ごとに受け取ることができる生存給付金は、プランによって15万円、10万5,000円、7万5,000円と分かれています。まずは、3年ごとにいくら受け取りたいかを考えてプランを決めましょう。

また、受け取り金額によって、保険料が異なるため、ボーナスと保険料とのバランスを考えることも重要です。


フェミニーヌの保険料は?

フェミニーヌは、満18歳(※)~60歳まで加入することができ、コースは3種のプランから選ぶことができます。受け取ることができるボーナスの額と加入年齢によって以下のように保険料は異なります。
※ネット申込みは20歳から。

契約年齢 15万円受取タイプ 10.5万円受取タイプ 7.5万円受取タイプ
18歳 7,464円 5,431円 4,333円
30歳 8,101円 5,936円 4,786円
40歳 8,425円 6,302円 5,113円
50歳 10,316円 7,849円 6,481円
60歳 14,896円 11,636円 9,814円

フェミニーヌで注意したい点は、払込み保険料に対してボーナスが変わらないことです。つまり、たくさん払ったからといって満期時にたくさん受け取れるわけではありません。

下記のようにボーナスよりも払込み保険料の方が上回り、返戻率を期待することはできないため、貯蓄型医療保険ながら掛け捨ての医療保険の側面もあります。

15万円(総額75万円)受取タイプの総払込み保険料例
加入年齢 計算式
30歳加入の場合 8,101円×12か月×15年間=145万8,180円
50歳加入の場合 10,316円×12か月×15年間=185万6,880円

年齢が上がるにつれて払込み保険料は増えるため、フェミニーヌを検討するなら少しでも早い方が損を少なくすることができます。

フェミニーヌの保障内容は?

フェミニーヌ保障内容は以下です。

基本保障(女性特有疾病・三大疾病保障含む)の中に、退院祝い、先進医療、高度障害、死亡保障が含まれていることから、医療保険としては非常に保障が手厚く、フェミニーヌ1点のみの加入でも安心です。


フェミニーヌのメリット&デメリット

フェミニーヌのメリットは、自分へのご褒美のように3年ごとにボーナスがあることと、フェミニーヌだけで手厚い保障を得られることです。

女性特有の病気のリスクが高まり、かつ子育てなどでお金がかかりやすい30代40代女性にとっては良い保険と言えるでしょう。

一方、デメリットとしては、定期であることと貯蓄性が薄いことです。

加入時は健康でも、15年後の健康状態はわかりません。フェミニーヌの保障が切れたときに新しい保険で検討することが難しくなっている可能性もあります。

また、ボーナスは既払込保険料を大幅に下回るため、まとまった貯蓄としては考えにくいと言えるでしょう。

6.貯蓄型医療保険に加入する前に

ここまで貯蓄型医療保険を3種ご紹介しました。掛け捨ての医療保険がもったいないと感じる人にとっては、貯蓄型医療保険はとても魅力的ですね。

しかし、掛け捨ての医療保険と違って、検討する際は、払い込む保険料に対する貯蓄性と保障内容のバランスを十分に検討することが必要です。

しかし、貯蓄型医療保険は商品によって特徴が大きく異なるため、保険料や給付金額、保障内容を単純に比較することが難しい商品でもあります。

安易に加入する商品を決めてしまっては、「こんなはずではなかった」と後悔する可能性も…。

そうならないためにも、貯蓄型医療保険を検討する際には、保険専門FPに相談することをおすすめします。

保険専門FPであれば、あなたが希望する保険料と貯蓄額、保障内容に合わせてシミュレーションを作成し、わかりやすく説明してくれるため安心です。

また、ここで紹介したメディカルKit Rとリターンズに関しては対面商品であり、インターネットや通販では加入できません。そのため、保険会社営業員や保険専門FPの説明が必要となります。

貯蓄型医療保険を検討するなら、自社の商品しか案内できない保険会社営業員よりも複数社の商品を案内し、返戻率を比較できる保険専門FPを活用する方が断然有利。

保険のビュッフェ」「LIFULL保険相談」「みんなの保険アドバイザー」であれば、経験豊かな保険専門FPが、あなたの条件に合わせて貯蓄型医療保険のシミュレーション作成、比較案内、加入手続きまで無料で行うことができます。

まずは情報収集目的で無料相談を利用してみてはいかがでしょうか。新規で検討する人にも、見直しで検討する人にもおすすめです。

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